スタッフインタビュー

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スタッフインタビュー

機能訓練指導員

平康 雅也

一つひとつの仕事を丁寧にするなかに、
すべてのことが含まれています。

平康 雅也

豊中グリーンヒル 2002年入職

学校卒業後は実家の自営業を手伝い、繊維関係の仕事に従事。2002年、未経験・無資格から「特別養護老人ホーム 豊中グリーンヒル」に入職。仕事をしながら介護福祉士、 柔道整復師の資格を取得。現在は機能訓練指導員として職務に当たっている。

インタビュー時期:平成30年3月

介護の道に進んだきっかけ

「好きなことを活かしたい」という気持ちからスタート。

学校を卒業してからは実家の自営業を手伝い、セーターを機械で編む仕事をしていたのですが、友人が介護の仕事をしていたので、話を聞くうちに少しずつ興味を持つようになりました。お年寄りの方とお話しするのも好きだったので、好きなことを活かしたいという想いと、介護の将来性を見据えて転職に踏み切りました。

昌壽会を選んだ理由

自宅から近かったことと、待遇面に惹かれて入職。

「豊中グリーンヒル」を選んだのは、自宅から近くて通いやすかったことと、ほかの求人と比べても給与などの待遇面が良かったので選びました。未経験・無資格から始めて、介護福祉士の資格を取得したのですが、働き始めて7~8年経った頃、利用者様の状態が悪くなっても自分では何もできない歯がゆさが募っていくようになりました。そんなとき、機能訓練指導員という職種があることを知り、一度はパートの勤務形態になり、仕事が終わってから専門学校に3年間通って柔道整復師の資格を取得しました。

こんな仕事をしています

機能訓練のほか、リハビリに対する相談や助言もしています。

現在の仕事は、利用者様の身体機能の維持や向上を目的とした機能訓練をしています。個別でリハビリが必要な方の移動動作訓練(車椅子自走や歩行)、移乗動作訓練、立位訓練、嚥下体操などの集団での体操、レクリエーションをしているほか、寝たきりでご自身で体を動かすことができない方は、関節が硬くならないように、関節を動かす機能訓練もしています。そのほか、介護職員の方に、利用者様の生活リハビリの対応方法を指示したり、変更する際の相談業務も行っています。

こんな研修があります

プリセプター制度で1年間、じっくり付き添います。

昌壽会では、未経験の方にも経験者の方にもプリセプター制度を導入し、専任の担当職員がついて指導します。ひと通りの業務をマスターするのに、未経験の方だと一年も経てばひと通りの業務を覚え、先輩職員と同様に近い動きができるようになります。その後2~3年で自信を持って行動できるようになりますが、1年目は一番大切な時期だと考えています。わからないことをそのままにしておくと、2~3年で同時期に入った職員とのスキルの差が大きくなります。よく質問してくる人は必ず伸びます。指導を受けたことをしっかりと覚えること、わからないことは確認することを大切にしてください。

こんなことを心がけてください

「自分が将来、受けたいと思う介護」を実践してください。

何より大切にしてほしいのは、一つひとつの業務を丁寧に行うことです。丁寧さを忘れてしまうと、常に雑な仕事になってしまいます。例えば、椅子に座っていただく際に、利用者様の体が歪んだままだと、ずっと負担がかかった状態になります。その際、一度座っていただいてから、姿勢を直してさしあげる丁寧な仕事を心がけてください。食事介助やおむつ交換などもそうですが、自分が将来、介護を受ける立場になったとき、どのような介護を受けたいか、日々考えて行動していれば、自然とプロとしての対応が身についてくると思います。

この仕事のここがやりがい

介護は奥が深く、自分自身の成長を実感できる仕事です。

介護は誰かの役に立てること、困っている方々の力になれることがやりがいに感じられる仕事です。利用者様だけでなくご家族の方にも喜んでいただけます。また、介護は奥が深く、基本だけではなく応用を活かして、多種多様な介護技術を習得できます。経験を重ねていくと、色々な技術や声かけ、コミュニケーションなどのバリエーションが増えていくことでスキルアップもできます。さらに実務を積めば、3年で介護福祉士、5年で介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を目指せるなど、キャリアアップの道筋が明確です。さらに地域に貢献できることもやりがいに繋がります。

私が思う昌壽会で働く魅力

研修制度や待遇面が充実しています。

昌壽会は入職後の研修制度も充実しています。介護技術を学ぶため、外部の講習に参加するスタッフもいれば、施設内でも、食事や排せつ、入浴、移乗など介護技術に関する研修を実施しています。また、給与面でも、特養の場合は特に夜勤手当が多いこともモチベーションを高めてくれます。お休みも通常の休暇や夏季休暇などもしっかり取れるので、家庭を持っている方も家族との時間を大切にできます。自分が入職した当時と比べると、今入って来られる方は待遇面でもかなり良くなっているので、働きやすさを実感できると思います。

これからの私の目標

利用者様と外出するイベントを増やしていきたい。

今以上に「利用者様と一緒に外出したい、外の新鮮な空気を吸っていただきたい」という想いがあります。以前、多くのボランティアさんのお力を借りて、バスを1台貸し切り、テーマパークや海の近くの商業施設に出かけたことがありました。職員だけではなかなか難しい面もあるので、地域の方との連携を図り、ボランティアさんにも協力していただきながら、実現できればと思っています。

【仕事を探している方へのメッセージ】

レクリエーションが得意な方も歓迎です。

同じ業務を行うなかでも、お年寄りの状態には日々、変化が見られるため、そのときに合ったベストな介護を心がけ、一緒に働いていただける方を求めています。また、レクリエーションが得意な方も欲しい人材です。 レクリエーションが充実すれば、それが施設の魅力にもなるので、細かな作業が得意な方、イベントや行事の企画を考えることが好きな方もぜひ、お待ちしています。

≪オフはこんなことをして過ごしています≫

家族との時間を大切にしています。

中学校1年生と4歳になる娘がいます。休みの日は妻にゆっくりしてほしいので、子どもたちと一緒に遊んだり、家族でショッピングモールに買い物に出かけることもあります。

一日の流れ

9:00
出勤
特別養護老人ホームは2階と3階のフロアーに分かれているので、各階に行き、夜間帯に体調不良になられた方がおられないか確認します。
9:15
機能訓練
個別でリハビリが必要な方の歩く練習、立つ練習、座る練習などを行います。車いすから立つときにブレーキを忘れる利用者様には丁寧に指導もします。
10:00
体操・レクリエーション
嚥下体操を含む集団での体操やレクリエーションを行います。
11:00
相談業務
介護職員から、歩行力の付いてきた利用者様の場合、「付き添い対応から独歩対応にしてもいいですか?」というような相談があるため、判断して助言もしています。
12:00
昼休憩
休憩室で、1時間しっかり休みます。
13:00
機能訓練
寝たきりの利用者様など、ご自身で体を動かすことができない方は、関節が硬くならないように、関節を動かす機能訓練を行います。
16:00
記録
パソコンで、その日の利用者様の様子を記録に残します。
18:00
退勤
1日の仕事を終えて、家族が待つ自宅に帰ります。